『日本だんじり文化論』6/17刊行
弊社代表の森田玲による『日本だんじり文化論―摂河泉・瀬戸内の祭で育まれた神賑(かみにぎわい)の民俗誌』が創元社から刊行されます。
地車(だんじり)は、篠笛文化研究社の原点でもあります。森田玲による渾身の作、ご期待ください。
全国の書店、Amazon、弊社オンライストアなどでお求めいただけます。
2500円+税
著者:森田玲
出版社:創元社
刊行年月日:2021/06/17
ISBN:978-4-422-23043-6
判型:A5判 210mm × 148mm
頁数:224頁
地車(だんじり)の歴史・現在・未来を探究
数ある日本の祭の中でも独特の熱狂を帯びる地車(だんじり)。
天神祭をはじめ大阪の夏祭で育まれた神賑(かみにぎわい)の祭具である地車のルーツを解く鍵は、江戸期に淀川を往来した豪華な川御座船とニワカと呼ばれる滑稽寸劇にあった。
岸和田ほか大阪(摂河泉)、瀬戸内に広がる地車文化を歴史史料・形態・彫刻・囃子などから多角的に描写。様々に展開する地車の全貌を初めて明らかにする画期的著作。
写真・オリジナル図版多数。
〈目次〉
まえがき
◇序章 巻頭口絵〔カラーページ〕
◇第一章 地車の誕生
第一節 江戸時代の御座船
第二節 祭の中の御座船
第三節 地車と和船
第四節 芸能舞台としての地車
第五節 地車の誕生
第六節 地車誕生の時期
第七節 ダンジリの語源
◇第二章 地車の隆盛
第一節 大坂の夏祭
第二節 町奉行からの例触
第三節 地車の実態
第四節 地車の担い手
第五節 催太鼓と地車の分別
第六節 橋と地車
第七節 天神祭
第八節 地車の宮入り台数の変化と社会背景
第九節 明治時代の大阪の地車
◇第三章 地車の展開
第一節 地車の基本仕様
第二節 地車の伝播
第三節 地車の展開
第四節 芸能志向系の地車
第五節 曳行志向系の地車
第六節 造形志向の地車
第七節 船型地車
第八節 地車の形態に類似する祭具
◇終章 神賑の民俗学
第一節 神賑の定義
第二節 神賑の語誌
第三節 神賑の民俗学
地車年表
あとがき
参考文献
さくいん